「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」の発言から1週間余り後任選びが重要視されている。

 

謝罪会見で居直ったような態度と受け止めた人も多く、反発を招きました。

大会ボランティアの辞退者が続出したことも、事態が悪化した感がありますね。

何よりも当初は不問に付した国際オリンピック委員会(IOC)が
「完全に不適切だ」と批判に転じたことは致命的と言えるのでは
ないでしょうか。

「川淵さんは『森さんが組織委の相談役として残る』と話した際も
聞いてる者は違和感を持ちました。

 

海外の企業では「立つ鳥跡を濁さず」で前任者は後任人事に関わる事は
しないそうです。

 

案の定、川渕三郎氏はツイッターでひどくたたかれていましたし
選定が密室で行われたとの批判を浴びてしまいましたね。

急遽、大会組織委員会は「候補者検討委員会」を設置しました。

透明性のある人事を前面に押し出そうとしています。

 

後任候補者として名前が挙がってる方達

★橋本聖子五輪相(56)

★丸川珠代元五輪相(50)

★鈴木大地氏(53)初代スポーツ庁長官で1988年ソウル五輪競泳金メダリストです。

 

橋本聖子五輪相、丸川珠代元五輪相は森氏の出身派閥清和政策研究会((細田派)に所属

鈴木大地氏は千葉県知事選への出馬を断念した過去があります。森氏が反対した為に。

中で最も有力と見られている橋本聖子五輪相は荷が重すぎると慎重です。

 

日数も少なく本当に適任者は決まるのか心配ですね。

 

東京2020にかけた森氏のけん引力は素晴らしいものがある

東京五輪・パラリンピックにかけた意気込みは、7年間途切れる
事なく、数々の難局を乗り越えてきたのは事実です。

 

2015年に肺がんが見つかり術後1週間で退院し、理事会に姿を見せていたそうです。

体調が悪い時でも遠く海外まで交渉に出かけていましたね。

 

43年間の議員経験で培った人脈を生かし政財界、スポーツ界にも詳しく努力してきて

あともう少しでしたのに非常に残念です。

 

地元石川県でも女性差別だと批判受けた発言での引責に、やむを

えないとの声もあったのは事実だが、五輪を新しい方向にもっていって

欲しかったと惜しむ人もいましたね。

 

【現職時代ご一緒した式典で一人五分のところ三十分話され終了時間が

延びていた。話がながいのは女性と限らない。ご自身を振り返ってみて

ほしい】と皮肉を込めて語ったのは2009年衆院選で石川2区で森氏と

競り合った田中美絵子氏(金沢市議)です。

 

 

まとめ

11日に国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長らと電話会談し

その際『よくここまでしっかりやってくれた』とねぎらいの言葉を

かけられ、森氏にとって長年の努力が報われた瞬間だったと思います。