淡々と、しかし確かな語り口でニュースを紡ぎ出す。
NHKアナウンサー・利根川真也は、地方局勤務を経て
東京アナウンス室入りを果たし、現在は正午ニュースを
担う顔となっています。
その歩みには、地域とともに歩む経験と、伝えることへの
ストイックな姿勢が刻まれています。
本稿では、利根川真也の学びとキャリアをたどりながら、
その人柄と放送への思いを浮かび上がらせます。
利根川真也アナのプロフィール
| 名前 | 利根川真也（とねがわ・しんや） |
| 生年月日 | 1982年11月22日（42歳） |
| 出身地 | 山梨県北杜市 |
| 高等学校 | 山梨学院大学付属高等学校卒業 |
| 大学 | 上智大学理工学部卒業 |
| 勤務局 | NHK放送センター |
| 所属 | 東京アナウンス室 |
| 活動期間 | 2006年4月- |
| 配偶者 | NHK契約キャスター工藤紋子 |
地方局での経験と“現場力”の鍛錬
盛岡・松江・佐賀といった地方局勤務
盛岡放送局では岩手のニュース・中継・リポート、スポーツ中継などを担当。
生中継ふるさと一番では「900年の歴史!南部鉄器 名工の技〜岩手県奥州市」
「全部見せます!地方競馬の舞台裏〜岩手県奥州市」を放送。
松江放送局では「第46回衆議院議員総選挙開票速報」のキャスターを。
「しまねっとNEWS610」ではキャスターを担当していました。
その他、あさイチ、ひるブラなど多くのジャンルもこなしていました。
佐賀放送局では「ニュースただいま佐賀」でキャスターを。
NHKニュースおはよう日本の（代理キャスター）も務めています。
その他、あさイチ、ひるブラ、うまいッ!、等多くの番組で活躍。
利根川真也アナは以上の放送局で、さまざまなキャリアを積んできました。
それぞれの局では、地域に根ざしたニュースやイベントの中継、選挙速報など
多岐に渡ります。
その地域ごとに魅力を伝える番組に携わり、彼の多彩経験が積まれました。
地域と歩む報道
地元に根ざす報道力、視聴者との距離感を磨く機会が多かったのではないでしょうか。
松江局勤務時代、島根県内の20社の神社を訪ね歩いたという話が紹介されている情報も
あります。
さまざまなジャンルへの挑戦
地域ニュースから科学・教養番組まで、幅広いテーマを経験することで、
取材力・表現力を鍛えてきたのではないでしょうか。
東京アナウンス室入り後の転機と現在の役割
東京への配属と新たな展開
2019年4月、東京アナウンス室へ。
都心で全国ネット番組や首都圏ローカル番組に携わる機会が増加しました。
正午ニュースキャスター就任の意味
2024年9月20日から正午ニュースキャスターに。
初日のニュースでは大谷翔平選手の「50本塁打・50盗塁」達成を伝えるなど、
注目のニュースに立ち会ったという記録もあります。
兼務・番組の多様化
正午ニュースだけでなく、ローカルニュース、定時ニュース、緊急報道対応、
ナレーション業務、クイズ番組など多方面を担当。
人柄・信条・放送観
伝えることへの真摯さ
ニュースを「正確に・明快に・誠実に伝える」スタンスを大事にしているという評がある情報も。
堅実な性格と信念
“白黒はっきりつけたい”“中途半端が嫌い”“曲がったことを許さない”といった言動を
モットーとするという記述も、ファン／非公式情報などで見られます。
趣味・私生活
幼少期からスキー・スノーボードを好む。
神社巡りに造詣が深く、島根時代に県内の神社を巡ったという話も。
結婚：妻は元 NHK BS ニュースキャスター・工藤紋子さん
まとめ
利根川真也は、地方局での現場経験と東京配属後の全国報道をつなぎ合わせながら、
「言葉でつなぐ報道者」として歩んできたアナウンサーです。
伝えるべき事実を正確に、しかもわかりやすく、視聴者の信頼を裏切らない言葉を
選び続ける姿勢が彼の一貫したスタンス。
その背景には、地域に根ざす経験と多様なジャンルを手がけてきた努力が息づいています。
今後も、ニュースという“今”を伝えるだけでなく、地域・人々との距離を大切にしながら、
アナウンサーとして新たな挑戦を続けていくことでしょう。
