2024年春、NHK金沢放送局にフレッシュな風が吹きました。
その名は、宮本佳歩(みやもと・かほ)アナウンサー。
輪島の被災地で泥だしのボランティアに参加し、沖縄の海に潜り、
次に見据えるのは白山と立山への登頂。
まっすぐな眼差しと行動力で、地域の「今」と「声」を伝え続ける
彼女の素顔に迫ります。
金沢に現れた“行動派キャスター”
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お疲れ様!宮本佳歩アナと武田真一アナ、お二人の笑顔に癒されます。
宮本佳歩アナのプロフィール
宮本佳歩アナは兵庫県出身。
武庫川(むこがわ)女子大学付属高等学校から武庫川女子大学に進学。
卒業後の2024年,NHK金沢放送局新人キャスターとして入局しました。
「かがのと」「ニュースかがのと」「かがのとラジオ」を担当しています。
放送部全国一からNHKへ──積み上げた“声”の力
宮本アナは中学・高校時代に放送部に所属していました。
2018年「NHK杯全国高校放送コンテスト」ラジオドキュメント部門で全国優勝を果たす。
2019年には「高等学校ラジオ作品コンクール」でアナウンス部門最優秀賞を受賞するなど、
学生時代からアナウンス技術に秀でていました。
大学時代には大阪のアナウンススクール「声光塾」で学び、
アナウンサー採用試験に向けて様々な経験を積みました。
例えば、夏の甲子園でスコアブックを60冊記録したり、昆虫食に挑戦したり、
岩手県での震災ボランティアに参加するなど、多彩な活動を通じて自分の個性を磨いてきました。
宮本佳歩さんに5つの質問!──等身大の“素顔”を覗いてみました
地域に飛び込み、現場を駆けまわる宮本アナ。そんな彼女の素顔をちょっとだけ覗いて
みたくて、5つの質問をぶつけてみました。
Q1:石川県で最初に驚いたことは?
「お魚のクオリティがすごすぎて……。地元のスーパーで“これが日常なの!?”って驚きました(笑)。
あと、方言があたたかくて、取材先のおじいちゃん・おばあちゃんの言葉に癒されてます」
Q2:休日のリフレッシュ法は?
「自然が好きなので、ドライブで海を見に行ったり、地酒をちょっと楽しんだり。
あとは、ダイビングが趣味なので、時間があれば沖縄の海にも行きたいですね」
Q3:アナウンサーとして大切にしていることは?
「“自分の目で見て、耳で聞いたことを伝える”こと。
誰かの言葉を借りるだけじゃなく、自分が感じたことを丁寧に伝えたいと思っています」
Q4:チャレンジしたいことは?
「白山や立山に登ってみたいです!石川と富山、それぞれの絶景を自分の目で確かめたい。
体力はある方なので、ちゃんと準備して挑戦したいですね」
(筆者も若い頃、白山と白馬岳に登ったことがありますが、頂上からの景色は言葉にならないほどの感動でした。あの空と風と静けさを、宮本さんにもぜひ体験してほしい――そう感じずにはいられません)
霊峰(白山) pic.twitter.com/2RXjT3x77V
— あきこ (@pnL49sKFotSq50k) January 7, 2025
Q5:意外な一面、教えてください!
「実は、虫がちょっと苦手なんです(笑)。でも、昆虫食には挑戦しましたよ!何事も経験ですね」
「かほく市と同じ“かほ”です♪」──覚えてほしい名前と笑顔
「かほく市と同じ“かほ”で覚えてください!」と笑顔で語る宮本佳歩さん。
その親しみやすいキャラクターの裏には、驚くほどの行動力が隠されています。
石川県での生活に意欲的です。趣味は地酒と地元の食材を楽しむこと、そしてダイビング。
特に石川県の海鮮の美味しさに感動し、スーパーでの魚のクオリティの高さに驚いたそうです。
現在は素潜りにも挑戦したいと語っています。
宮本佳歩さんは、アナウンス技術と行動力を兼ね備えた注目のキャスターです。
今後の活躍が楽しみですね。
行動力がすごい!ボランティアも海も山も全力で
石川県の輪島市を訪れ、能登半島地震の被災地で泥だしボランティアに参加。
被災された方々と触れ合いながら「現場に足を運ぶことの大切さ」をあらためて実感したといいます。
一方で、趣味のダイビングでは沖縄の美しい海を堪能し、海の魅力を深く知る時間も。
さらにこれからは、霊峰・白山や立山への登山にも挑戦したいと話しており、その
チャレンジ精神には驚かされます。
地域に根ざし、現場に飛び込み、人々の声を自分の目と耳で伝えようとする——。
そんな“行動派キャスター”宮本さんのこれからの歩みに、大きな期待が集まります。
おわりに:白山と立山、その向こうへ
「白山にも立山にも登りたいんです」。そう語る宮本佳歩さんの目は、澄んでいて、
まっすぐで、どこまでも遠くを見つめているようでした。
地元ではない石川県に飛び込んで、まず向かったのは輪島の被災地。
ダイビングで海に潜り、登山で山に挑もうとする姿は、まさに“現場主義”を地で行くアナウンサー。
人と自然に近づくことで、言葉に深みが生まれ、伝える力に磨きがかかっていくのでしょう。
放送部で培った技術、大学時代の挑戦、そしてNHK金沢での第一歩。そのどれもが、
確かな足跡として宮本さんを支えています。
「伝えること」に真摯に向き合いながら、これからも石川の空の下で、彼女はたくさんの
景色を見ていくはずです。
そしてきっといつか、白山や立山の頂から見える“その先”の風景も、宮本さんらしい言葉で
届けてくれるでしょう。