東京都出身の藤 麻理亜(ふじ まりあ)。かつてはファッション誌『ニコラ』や『Seventeen』で活躍したモデルとして、若年層を中心に高い人気を誇った彼女が、2024年6月から NHK富山放送局の契約キャスターに就任した。スタイルと表現力を武器に歩んだモデル時代から、情報の「伝達者」としての新たな舞台へ──その変貌の背景には、どのような想いと経験があったのだろうか。本稿では、モデルからキャスターへと転身した藤 麻理亜の人生と現在を、軌跡を辿りながら浮かび上がらせたい。
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“見せる”から“伝える”へ。藤麻理亜という女性の新しい挑戦
かつてファッション誌『ニコラ』や『Seventeen』の専属モデルとして、多くの若者に支持された藤麻理亜(ふじ まりあ)さん。2024年、彼女は新たなフィールド――NHK富山放送局のキャスターとして、ニュースを伝える立場へと転身しました。
華やかなモデルの世界から、地域に寄り添う報道の現場へ。その変化の背景には、藤さんならではの信念と努力がありました。
ニコラグランプリから始まったモデルの道
藤麻理亜さんが初めて注目を浴びたのは中学1年生のとき。2010年「第14回ニコラモデルオーディション」でグランプリを受賞し、専属モデルとして誌面デビューしました。
清楚でナチュラルな雰囲気と自然体の笑顔が読者の心をつかみ、『ニコラ』の看板モデルとして人気を集めました。その後は『Seventeen』専属モデルとしても活躍し、女子中高生の憧れの存在に。
撮影現場で学んだ「表情で感情を伝える力」は、キャスターとしてニュースを届ける今も彼女の中に息づいています。
大学生活と社会人経験で見つけた“伝えること”の意味
高校卒業後、東京女子大学に進学。英語や文化を学びながら、学業とモデル業を両立させました。卒業後はアパレル業界に就職し、社会人として新たなステージを経験します。
「モデルの頃は“どう見られるか”を意識していました。でも今は“どう伝えるか”を大事にしています。」
社会に出て人々と関わる中で、“伝える力”の本当の意味を感じたと語る藤さん。この経験が、キャスターという次の目標を見つけるきっかけになりました。
NHK富山放送局キャスターとしての新たな一歩
2024年6月、藤麻理亜さんはNHK富山放送局の契約キャスターに就任。ニュース番組で地域の話題や暮らしの情報を発信しています。
「地域に密着して、人々の暮らしを支えるニュースを伝えたい。身近な話題にこそ大切な想いがあると思うんです。」
富山の自然や人々の温かさに触れながら、地元視聴者に寄り添った報道を心がけているそうです。誠実な語り口と落ち着いたトーンが、視聴者の心をつかんでいます。
モデル経験が生きる“伝える力”
「表現する」という意味では、モデルとキャスターは似ている――藤さんはそう語ります。撮影現場で学んだ“見せ方”“声のトーン”“言葉のリズム”は、ニュースを伝える上での大きな武器です。
- カメラの前でも自然体でいられる自信
- 視聴者の心に届く表情と声の使い方
- 相手を尊重する柔らかいコミュニケーション
また、英語力を活かして国際的な報道にも関心を持ち、語学や話し方の勉強を続けています。藤さんの挑戦はまだ始まったばかりです。
藤麻理亜のこれから ― “伝える”ことで輝く未来へ
地方局でのキャスター経験を通じて、藤さんは多くの人の想いに触れています。取材を重ねるうちに、ニュースの裏にある“人の温度”を伝えることの難しさとやりがいを実感しているといいます。
今後はさらに報道分野を深め、全国放送やドキュメンタリーなど新しい挑戦も期待されています。
“見せる美しさ”から“伝える美しさ”へ――藤麻理亜さんの歩みは、多くの女性たちに勇気を与えています。
まとめ
- 2010年『ニコラ』グランプリでデビュー
- 『Seventeen』専属モデルとして人気を博す
- 東京女子大学卒業後、社会人経験を経て報道の道へ
- 2024年、NHK富山放送局キャスター就任
- モデル経験を活かし、“伝える力”で活躍中
“伝える”という新たなステージで輝く藤麻理亜さん。これからの活躍からも目が離せません。