2000年生まれ、石川県金沢市出身の若手アナウンサー、
所村武蔵。父がアメリカ人、母が日本人というルーツを持ち、
「二刀流」の名を冠したその名の通り、異なる文化・経験を
自在に渡り歩く姿が印象的です。スポーツに打ち込み、報道に
心を向け、2023年4月にテレビ朝日に入社。
現在、『報道ステーション』でリポーターとして活躍中です。
その背景には、野球部で培った精神力、大学時代に見つめた
「伝える仕事」の意義、そして何よりも“人の気持ちを届ける”
という志がありました。今回は、そんな所村アナの歩みを、
来歴・番組出演・今後の展望という3つの視点から紐解いてみましょう。


経歴年表
| 年月 | 内容 |
|---|---|
| 2000年2月24日 | 石川県金沢市で誕生。 |
| 出身校(高校) | 星稜高等学校(石川県)卒業。 |
| 出身校(大学) | 同志社大学 グローバル地域文化学部 卒業。 |
| 学生時代 | 小学校〜大学まで野球部に所属。ポジションは外野・ファースト。厳しい練習・体作りを経験。 |
| 2023年4月1日 | テレビ朝日入社。アナウンサーとしてスタート。 |
| 2023年6月5日頃 | 入社後の「アナウンス部新人研修」がスタート。報道・取材・発声などの基礎を学ぶ。 |
| 2023年7月~ | 同年より番組担当を開始 『スーパーJチャンネル』 |
| 2024年~ | 現場リポート、報道番組での活躍が顕著に。本格的な報道フィールドへ展開。『報道ステーション』 |
テレビ朝日入社と研修〜報道に目覚めたきっかけ
2023年4月1日、テレビ朝日にアナウンサーとして入社。
入社前には1年間の就職浪人期間を経ており、その間に「報道という仕事に対して
強い興味を抱いた」と語っています。
新人研修では、ニュース取材への同行、滑舌・発声の基本の見直し、発言・表現力の
強化など、多岐にわたる実践の場を経験。特に「話す」ことの根本から学ぶ期間だったと
いいます。
「いつか報道の第一線に立てるアナウンサーになりたい」という言葉とともに、どんな
情報も“喜・怒・哀・楽”を持って伝えられる存在を目指しています。
こうした研修過程で培った姿勢が、報道分野での迅速かつ丁寧なリポートに活きている
ようです。
現在の担当番組と今後の展望
入社1年目の2023年7月から、週末版の『スーパーJチャンネル』フィールドキャスター。
2024年1月からは報道番組『報道ステーション』でフィールドリポーターとして活動中です。
石川県の地震発生時には、地元を舞台にした緊急中継にも入るなど、
現場力も問われる取材に即応。
今後の展望として、ジャンルを問わず「どんな情報も伝えられるアナウンサー」に
なることを掲げています。
将来的には報道の“最前線”に立ち、視聴者の「知りたい」に応えられる存在を目指して
いるとのこと。
また、名前に込められた「二刀流」の精神――多文化理解や多視点での情報発信――を
活かし、国内だけでなく国際舞台での活躍も期待されます
門前高校山下監督は所村武蔵アナの恩師#報道ステーション #テレビ朝日 pic.twitter.com/gxoDq1mBxN
— Druckstein(漬物石) (@wasevianser) December 26, 2024
- 山下智茂氏は星稜高校野球部元監督で、甲子園に春夏通算25回導いた名将。
- 2021年9月に母校の門前高校の野球指導アドバイザーに就任しています。
所村武蔵アナウンサー インタビューまとめ
取材現場での印象
「現場に行くたびに、言葉の重さを痛感します。取材相手が抱えている“想い”や“痛み”を、どの言葉で伝えるか。その一言で印象が変わる。だからこそ、感情を込めながらも、冷静に事実を届けることを意識しています。」
彼は入社以来、地震・豪雨・災害などの“現場型報道”に携わることが多く、取材先の方々の言葉を丁寧に拾い上げる姿勢が評価されています。
特に2024年の北陸地震では、地元・石川県出身としての思い入れも強く、「ふるさとを伝える」使命感を強く語っています。
「僕が生まれ育った場所で起きた出来事を、自分の言葉で伝える。
それが、今の僕にできる一番の“恩返し”だと思っています。」
好きな取材テーマ
「人の“努力”が見える現場が好きです。たとえば、災害後の復興現場や、地域の小さなチャレンジ、スポーツに打ち込む子どもたち…。そこには『生きる力』がある。そういう瞬間を届けたい。」
また、スポーツ経験者らしく、アスリートへの取材にも情熱を持っています。
野球をはじめ、駅伝・サッカーなどの現場で、選手の心の動きを伝えるナレーションにも挑戦中です。
「勝敗を超えて、“なぜその人が挑戦するのか”を知りたい。
競技に懸ける想いを伝えるのが、僕の原点です。」
将来の目標
「どんな現場でも、“伝え手”として信頼される人になりたい。
そして、報道でもスポーツでも、『この人の言葉なら信じられる』と思ってもらえるアナウンサーに。」
また、英語力や国際感覚を活かし、将来的には 海外取材・国際報道 にも挑戦したいと語っています。
「父がアメリカ人ということもあって、海外ニュースや異文化への関心も強いです。
いずれは国際報道の現場にも立ちたい。日本と世界をつなぐ“架け橋”のようなアナウンサーになれたら。」
まとめ
所村武蔵という名前には、「日本とアメリカ、二つの文化を理解し、両立できる人に
なってほしい」という願いが込められています。
出身地・石川県金沢市から、星稜高校・同志社大学と野球一筋に打ち込み、報道の
世界へ飛び込んだその歩みは“二刀流”の名にふさわしいものです。
テレビ朝日での新人研修を経て、現場でリアルに情報と向き合ってきた経験――
これこそが、視聴者に“信頼”を届ける基盤と言えるでしょう。
現在は報道ステーションのリポーターとして活動しながら、今後はさらなる活躍が
期待されます。
若手ながら芯のある所村アナの姿からは、「伝えることの意味」「情報を届ける責任」と
いった原点が感じられます。
これからの報道・情報番組の現場において、所村武蔵アナウンサーの成長と活躍は、
要注目です。






